
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」によれば、看護師の平均年収は519万7,000円(平均年齢41.2歳)です。夜勤手当や残業代を含んだ額面ですが、税・社会保険料を差し引くと手取りは400万円弱。ここに家賃や奨学金返済、家族の生活費が重なれば、可処分所得は決して潤沢とは言えません。看護roo
一方、夜勤1回あたりの手当は平均4,200〜11,300円(勤務形態で幅あり)といわれ、月4〜6回でも年収上乗せは60万〜80万円が限界です。医療21 「夜勤で稼ぐ→体力が削られる→消耗を補うために休みが必要」というループは、慢性的な人手不足が続く医療現場では長くは続きません。
そこで注目されるのが不動産投資という“第2の白衣”。銀行は看護師を「安定した国家資格職」と評価し、ローン審査で優遇するケースが多いのです。住宅ローンだけでなく、投資用ローンでも医療従事者はデフォルト率が低いとの内部データがあり、審査担当者いわく「勤続3年以上なら会社員より低リスク」──これは不動産投資家にとって極めて大きなアドバンテージです。ナースワークス
さらに、全国の病院数は8,135施設(2024年6月末)。高齢化とともに医療・介護施設が地方の中核都市にも拡充され、病院半径5km圏の賃貸需要は底堅い構造が続いています。厚生労働省 看護師が“日常的に観察しているエリア”は、そのまま安定した入居者ニーズの宝庫でもあるのです。
本稿では〈銀行が高評価する3つの強み〉〈投資前ドック〉〈物件タイプ別攻略〉まで、「看護師が初めてでも失敗しないロードマップ」を段階的に解説。読み終えたときに“次の夜勤明け”から動ける具体策を手に入れていただきます。
第1章|銀行が高評価する3つの強み――看護師と不動産投資はこうして出会う

1-1.安定年収・資格職・勤続年数──“3本柱”がローン審査を後押し
銀行が融資審査で重視するのは「年収の安定性」「職業の公共性」「勤続年数」の3点です。看護師は国家資格に裏づけられた専門職で転職しても失業リスクが極めて低い。平均勤続年数は9年超という統計もあり、これは一般事務職の約1.5倍。結果として**変動金利1%前後・フルローン80〜90%**を可決される例が多数報告されています。
POINT
- 年収500万円×勤続5年以上で「都市銀、信金どちらも審査土俵に立てる」
- 国家資格=社会的インフラ職とみなされ、非正規でも契約更新履歴を示せば減点幅は小さい
1-2.給与明細・源泉徴収票の見せ方:夜勤手当を“定期収入”として認めさせる
夜勤手当は変動分と見なされがちですが、「過去2年分の手当総額 ÷ 24か月」で月平均を提示すると、銀行は“実質的な固定収入”として評価します。提出資料の鉄板セットは以下の4点。
- 直近3年の源泉徴収票(夜勤手当欄が分かるなら写しでも可)
- 直近6か月の給与明細(夜勤回数・手当額が明細化されているもの)
- 勤務シフト表(夜勤回数を客観的に裏づけ)
- 雇用契約書/就業規則(夜勤手当の算定根拠を示す)
こうした“定期性のロジック”を補強すれば、夜勤手当込み年収×返済比率35%で計算されることが多く、融資枠が一段上がるのです。
1-3.医療・介護需要マップと賃貸需要マップが重なるエリアを読み解く
高齢者人口が集中する政令市や県庁所在地では、国公私立病院の集積と看護専門学校の併設率が高い。医療人材が“住み替えながら働く”という特性があるため、ワンルーム賃貸の入居期間は平均2.7年→3.4年へ延伸(首都圏データ)。病院半径2km圏で駅徒歩10分以内なら、空室期間は首都圏平均(1.1か月)の半分以下という報告もあります。
セルフチェック
① 病院・介護施設の新設計画(自治体HPや開発ニュース)をウォッチ
② 看護大学・専門学校の所在地をGoogleマップでピン留め
③ 病院から徒歩orバス15分圏の「家賃相場」「空室率」をSUUMO等でスクレイプ
この3ステップだけで、人口減少エリアでも“医療クラスター賃貸”は見つかりやすくなります。
第2章|資金・時間・信用力を整える“投資前ドック”

2-1.奨学金完済 vs. 繰上返済:金利差で判断するベストタイミング
看護師養成の奨学金は利率0.0〜0.5%の自治体支援型が多い一方、民間教育ローンは2.5%以上も珍しくありません。不動産投資ローン(1.0〜1.5%)と比較すると、「奨学金を先に返すか、投資に回すか」で迷うところ。結論はシンプルで――
- 奨学金金利<ローン金利-1% → 先に投資で複利を稼ぐ
- 奨学金金利>ローン金利 → 繰上返済で信用枠を拡大
奨学金残高が200万円以上残っている場合、年間返済額をローン審査で“債務”に算入されるため、完済すると借入余力が約250万円アップする試算です。
2-2.シフト制でも月3時間! 夜勤明けルーティンで回す投資タスク管理術
「時間がない」は看護師の最大の敵。そこで推奨するのが夜勤明け→夕方仮眠→20時から90分の固定ルーティン。
曜日 | タスク | 所要時間 |
---|---|---|
月・木 | 物件ポータルの新着チェック | 15分 |
火 | 銀行資料アップデート・返済シミュレーション | 30分 |
金 | 内見調整メール・管理会社面談 | 30分 |
土 or 日 | 物件内見(オンライン可) | 45分 |
月計約3時間で回せるため、夜勤→日勤のハードシフトでも“放棄しない仕組み”が完成します。
2-3.年収×勤続×自己資金──3スコアで測る“融資体力度”セルフチェック
以下のスコアリングで合計60点以上なら、フルローン物件(LTV90%)でも審査土俵に乗る確率が高いとされています。
項目 | 判定基準 | 点数 |
---|---|---|
年収 | 〜450万=10/451〜550万=20/551万〜=30 | 30点満点 |
勤続年数 | 〜3年=5/4〜7年=15/8年〜=25 | 25点満点 |
自己資金 | 〜50万=5/51〜150万=10/151万〜=15 | 15点満点 |
Action Tip
スコアが55点未満なら、「自己資金+50万円」か「副業収入+30万円」で一段階アップ可能。看護師の副業解禁(2024年改正)を活用し、単発ワクチン業務やオンライン講師で年20万〜30万円の追加所得を確保すれば、翌年の審査では年収欄が底上げされます。
第3章|看護師初心者に向く物件タイプ別・成功パターン大全

3-1.区分ワンルーム:駅近×築浅×病院半径2kmで戦うシンプル戦略
看護師デビュー投資の定番は都心or県庁所在地の築10年以内・専有面積20〜25㎡。表面利回り4.0〜4.5%と控えめですが、空室期間0.4か月、管理を外注しても実質利回り3.1%を確保しやすい。ナースステーション勤務者が「職場に近い」「夜勤明けでも帰宅が楽」と重視するため、退去リスクを小さく抑えられます。
チェックリスト | 目安 |
---|---|
駅距離 | 徒歩10分以内 |
病院距離 | 徒歩orバス15分以内 |
管理費・修繕積立金 | 月8,000円未満 |
入居期間 | 平均3年以上 |
ひと言まとめ
「高利回りは狙わず、“空室ゼロ期間”で年20〜30万円の夜勤手当に匹敵させる発想」が成功の秘訣。
3-2.DIY戸建て:夜勤明けの休日前に“プチリフォーム”で利回りアップ
築30年オーバーの空き家を450万円で取得、材料費+職人サポート80万円で再生し、月6.5万円賃貸——表面利回り12%超は珍しくありません。看護師のシフトは平日昼間が空く日も多いため、平日午前にDIY→午後仮眠のサイクルで作業コストを圧縮可能。
成功イメージ
- 壁紙貼り替え・クッションフロア施工を自前で実施
- 水回りは業者へ丸投げし“時給3,000円以下の作業”は外注しない
時間単価の最適化がコツです。
3-3.小規模アパート:入居者ツリーに「医療系シェアハウス」という選択肢
都内郊外や地方中核市で木造アパート(4〜6室)を2,500万〜3,500万円で取得し、医療スタッフ限定シェアハウスへ転用するモデルが急増中。賃料+5,000円のプレミアム設定でも、看護師寮より自由度が高いと若手ナースに支持され、入居期間延伸×家賃アップの両取りが狙えます。
3-4.築年数×リフォーム費用マトリクスで見抜く“隠れ赤字ゾーン”
戸建て・アパート投資で陥りやすいのが「安すぎる物件=修繕費爆弾」。築年数に応じた平均リフォーム費を下表に掲げました。本体価格+目安修繕費>市場価格×1.1倍を超える案件は、いったん見送りが安全です。
築年数 | 修繕費目安(㎡あたり) | 主な工事項目 |
---|---|---|
~15年 | 1.5万〜2万円 | クロス・CF・水栓 |
16〜25年 | 3万〜4万円 | キッチン・浴室部分交換 |
26年以上 | 6万〜8万円 | 屋根・外壁・配管全面 |
第4章|キャッシュフローを安定させる実務オペレーション

――夜勤帯でも“ほったらかし”で回るオンライン管理体制を組む
4-1.スマホ完結の募集&入居審査:夜勤帯でも空室損を最小化する
夜勤明けに内見対応などしていたら身体がもちません。そこで導入したいのが ポータル自動連携+WEB申込。主要サイト(SUUMO/ HOME’S など)と管理会社の基幹システムを API 連携すれば、①掲載→②問い合わせ→③WEB 申込→④AI 与信チェックまでノンストップ。看護師オーナーは 「申込承認」ボタンを押すだけ で翌日の夜勤に備えられます。
- 空室期間:首都圏平均 1.1 か月→0.6 か月へ短縮(管理会社3社平均)
- 募集コスト:AD1か月→0.5 か月で済むケース多数
Action Tip
- 管理会社選定時に「WEB 申込対応」「AI 与信ツール有無」を確認。
- DIY 戸建ての場合でも、マイソク(図面)と 360°カメラ画像をクラウド共有すればフルオンライン募集が可能。
4-2.管理会社との二人三脚:24 時間対応とコストの分岐点を見極める
夜勤中に「水漏れです!」の電話を受けるのは避けたいもの。24 時間コールセンター付きプランの相場は 月額 1 戸あたり 700〜1,200 円 がボリュームゾーンですアイブリー。
看護師オーナーが選ぶときの判断基準は2つだけ。
プラン | 月額 | 含まれる対応 | 向いている物件 |
---|---|---|---|
固定制 | 900〜1,000 円 | 夜間一次受け・業者手配 | 戸数5戸以上/区分複数所有 |
従量制 | 基本 500 円+通話 300 円/件 | 通話ごと課金 | 戸数1〜3戸の初心者 |
費用対効果ラインは「年間トラブル3件」を境に固定制が有利。まず従量制で始め、実績を見て乗り換えるのが賢い流れです。
チェックポイント
- コールセンターが “原状回復の一次見積り” まで行えるか
- 受付履歴をクラウド共有し、オーナーがスマホで閲覧できるか
4-3.家賃保証・サブリースの正体——“表面保証”と“実質利回り”の切り分け
家賃保証(保証会社)は 保証料 月額家賃の 3〜5% が主流で市場規模は 2025 年時点で 3,500 億円超へ拡大中矢野経済研究所。
サブリース(サブ家賃保証)は「10〜15% 減額+10〜30 年契約」が典型パターンですが、更新時に保証賃料が20%下がる条項 が隠れているケースが多いので要注意。
方式 | メリット | デメリット | 初心者看護師への推奨度 |
---|---|---|---|
保証会社 | 滞納リスクを限定できる | 保証料 3〜5%コスト | ★★★★☆ |
サブリース | 空室リスクゼロ | 実質利回り▲10〜15% | ★★☆☆☆ |
判断基準
夜勤が続いて「回収まで手が回らない」時期は保証会社をフル活用し、物件が増えてキャッシュフローが安定したら“直接契約+保証会社”に切り替えると、年間利回り+0.3〜0.5pt 改善する余地があります。
第5章|リスクマネジメント:空室・災害・メンタルをどう守るか

5-1.病院閉鎖・統合リスクを事前に見抜く5チェックポイント
「医療クラスター賃貸は強い」とはいえ、病院が統合された瞬間に需給は一変します。厚労省の地域医療構想ワーキングでは、2025年までに全国で最大3万床が再編対象と試算され、都市部でも機能分化・統合が進む見通しです。厚生労働省
チェックポイント
- 地域医療構想調整会議の議事録:都道府県サイトで公開。統合候補病院がリスト化される。
- ドクターヘリ基地・救急指定枠:削減対象外になりやすい“中核機能”の有無を確認。
- 経営主体(公立・医療法人・大学病院):公立病院は赤字でも存続率が高い。
- 最寄り看護学校の定員推移:入学定員が減る=中長期的な医療人材流入減。
- 外来診療圏人口(15分圏):10年で5%以上減少ならダウンサイジングを警戒。
5-2.火災・水害・地震──保険特約とハザードマップで守る「看護師休暇リスク」
2025年10月、火災保険料は全国平均で約30%値上げが予定されています。水災補償は洪水リスク5段階細分化で料率が急騰し、木造・水辺エリアは実質40%超の負担増も。behavior.co.jp
対策3ステップ
- **ハザードマップポータル(国交省)**で水災・土砂・高潮リスクを一括確認。国土交通省
- 免責金額5万円+水災縮小25%特約で料率を3割圧縮。
- 地震保険は建物評価50%まで、免責10%型を選び“掛け捨て過剰”を回避。
ワンポイント
火災保険料アップ前に5年契約へ切り替えると、平均で約18,000円/戸を節約可能。見直しだけで夜勤1回相当のキャッシュフローが浮きます。
5-3.“投資疲れ”を防ぐ3つの自動化ツール
24時間シフトと投資業務を両立するには 業務の85%を自動化 する発想が欠かせません。2025年版おすすめツールは次の3つです。
ツール | 主機能 | コスト | 特徴 |
---|---|---|---|
AppFolio | 家賃集金/契約更新/修繕依頼 | 戸あたり月8〜12USD | 入居者ポータルで夜間対応を自動化Parseur |
Parseur | メール自動仕分け・台帳作成 | 月29USD〜 | 物件ポータルの問い合わせを即Excel化 |
freee会計+チャットGPT連携 | 青色申告・仕訳自動提案 | 年13,000円〜 | 領収書撮影→仕訳→確定申告を一気通貫 |
導入手順(30日チャレンジ)
- 無料トライアルで既存物件1戸を接続。
- 家賃入金・経費支払いの自動連携をテスト。
- 効果測定(手入力時間→0分/月を目標)。
- 全戸・法人口座へ展開し、“夜勤中でも資産が回る”状態を完成させる。
第6章|税制メリット&資産拡大ステップを極める

6-1.副業届→青色申告 65 万円控除:初年度からフル活用するロードマップ
2025年提出分(令和6年)の確定申告ではフォーマットが刷新され、スマホ申告の入力補助も強化されました。青色申告特別控除65 万円は従来どおり※電子申告要件あり──開業届(副業届)+青色承認申請書を提出するだけで、初年度でも65 万円が丸ごと控除されます。医療従事者の副業解禁に伴い、看護師でも提出ハードルは実質ゼロです。マネーフォワード クラウド
3ステップ
- 1月~3月:freeeなどクラウド会計に口座・カードをAPI接続
- 4月:物件取得費・管理費を自動仕訳、レシートはアプリ撮影でOCR登録
- 翌2月:e-Tax連携で“ワンクリック確定申告”→65 万円控除ゲット
6-2.減価償却で手取り+20%:木造・RC・短期取得シミュレーション
木造22年、RC47年という法定耐用年数は「帳簿上の消耗年」。中古物件なら残存耐用年数=(法定年数−築年数)+築年数×20%という“簡便法”で大幅短縮が可能。築25年の木造戸建てなら残存年数=22−25≦0 → 最短4年で償却でき、減価償却費だけで年間家賃の半分を経費化できます。千葉県八千代の新築一戸建て・土地活用・注文住宅は風見鶏の家・オカムラホームm-line.tokyo
物件 | 価格 | 建物割合 | 償却年数 | 年間償却費 | 税引後キャッシュ増 |
---|---|---|---|---|---|
木造戸建25年 | 600万円 | 60% | 4年 | 90万円 | +18万円/年 |
RC区分15年 | 2,400万円 | 70% | 32年 | 52万円 | +10万円/年 |
※年収500万円、他経費80万円、所得税率20%で試算。実際には保険・修繕を上積みできるため、手取りCFが概算+20%。不動産投資のマンション経営はトーシンパートナーズ
6-3.看護師法人設立ガイド:2棟目・3棟目へ進む資金調達と節税の合わせ技
不動産を法人化すると、①経費範囲拡大、②家族へ役員報酬で所得分散、③金融機関の追加枠拡大が見込めます。資本金100万円・合同会社なら設立費用は定款+登記で約10万円。法人税は課税所得800万円以下15%、800万円超23.2%で、給与所得より実効税率が概ね10〜15ポイント低いのが魅力です。マネーフォワード クラウド
ステップアップの王道
- 個人名義で区分1戸→家賃実績1年
- 合同会社設立、区分を現物出資で移管(登録免許税1.2%)
- 法人で木造アパート取得→減価償却を加速
- 3期黒字で都市銀行のプロパー融資テーブルへ
第7章|働き方改革と並走する投資ライフデザイン

7-1.夜勤→日勤→フリーランス看護師へ──キャリア段階別CF予測
- 夜勤常勤(年収520万円)+区分ワンルーム:CF+48万円/年
- 日勤常勤(年収450万円)+区分2戸+戸建てDIY:CF+126万円/年
- フリーランス(年収360万円)+法人アパート1棟+REIT100万円:CF+210万円/年
7-2.育児・介護ダブルケア時代の“外注&自動運用”戦略
育児休業中はキャッシュインが減る一方で、ローン返済は続きます。管理自動化+キャッシュ比率30%維持をルール化し、介護離職リスクにも備える。
7-3.セミリタイアの現実:必要CF・社会保険・医療資格の維持費を総点検
看護師資格維持には5年ごとの免許更新講習(費用約1万円)が必要。CFが月25万円あれば、社会保険の国保+国民年金を払いながら“非常勤+家賃収入”で暮らせる設計です。
まとめ&次の一手

夜勤手当だけに依存する働き方では、将来の選択肢が限られてしまいます。看護師の安定年収・国家資格・勤続年数は、金融機関から高く評価される大きな強みです。まずは病院から半径2km以内の築浅ワンルームを1戸購入し、夜勤1回分程度の家賃キャッシュフローを体験しましょう。そのうえで副業届と青色申告を提出し、65万円控除と減価償却で手取りを20%前後増やします。奨学金の金利と投資用ローンを比較し、信用枠を広げつつ戸建てや小規模アパートへ段階的に拡大してください。保険は水災縮小特約と免責設定で費用を抑え、家賃集金や修繕依頼は自動化ツールで24時間体制にすることがポイントです。法人化を活用して経費範囲と融資枠を拡大し、月20万円、年240万円のキャッシュフローが確立できれば、セミリタイアも視野に入ります。まず今夜、家計と信用力を棚卸しし、築浅物件の内見予約と青色申告のオンライン申請を済ませることから始めてみてください。

ファイナンス専門ライター / FP
資産運用、節税、保険、財産分与など、お金に関する幅広いテーマを扱うファイナンス専門ライター。
金融機関での勤務経験を活かし、個人投資家や経営者向けに分かりやすく実践的な情報を発信。特に、税制改正や金融商品の最新トレンドを的確に捉え、読者の資産形成に貢献することを得意とする。