円安とインフレが同時進行するいま、銀行口座に眠る円建てキャッシュは実質的な価値を毎年削られる「減価資産」に変わりつつあります。ところが資金の逃避先として真っ先に思い浮かぶ株式や不動産も、すでに価格が織り込み済みで割高感が否めません。――そこで静かに脚光を浴びるのが事業投資(企業への直接投資)です。実際、2024 年の世界 VC ファンドレイズ総額は 1,047 億ドルと前年比▲18%で6年ぶりの低水準だったのに対し、アジア太平洋のトップクォータイル PE ファンドは年率 IRR 20〜26%を堅持しています venturecapitaljournal.combain.com。
差を分ける決定打は「投資計画書」。
数字・人・契約という三つのレイヤーを最初から同じ画面で管理できれば、後から発覚する簿外債務やカルチャー摩擦を半減させられる――それがプロ投資家たちの共通認識です。本稿では、A4 数枚の計画書をどう書けば IRR を守り抜けるのかを、テンプレートと事例で徹底解説します。
1.計画書とは何か? “3in1” 機能を持つ現代版テンプレ

1-1 資金調達レジュメ:金融機関・LP が見る3ポイント
- リスク‐リターン曲線―IRR/MOIC/DPI を一目で示す。
- レバレッジ感応度―EBITDA▲5%時に DSCR が 1.0 倍を割らないか。
- ヘッジ設計―為替・金利・W&I 保険で “想定外” をどこまで削ったか。
1-2 社内稟議ペーパー:役員会を射抜く“8秒ピッチ”
「何に・いくら・いつまでに・どんな筋書きで回収するか」を 600 字で語り切ります。要素は次の8つだけ。
要素 | キーワード | 目安字数 |
---|---|---|
Pain | 業界の構造不全 | 60 字 |
Gain | EBITDA 改善余地 | 60 字 |
Scheme | LBO/マイノリティ など | 80 字 |
Evidence | 同業比較データ | 80 字 |
Team | 経営陣+PMI 体制 | 80 字 |
Risk-Hedge | W&I・MAC 等 | 80 字 |
Timeline | DD→Exit 逆算表 | 80 字 |
Ask | 資金・稟議決裁 | 60 字 |
1-3 共同出資タームシート:条件交渉を左右する「4枚の裏紙」
- 資本構成表(Pre/Post マネーバリュエーション、LTV、DSCR)
- 株主間契約ドラフト(Drag-along/Tag-along/ラチェット)
- リスクマトリクス(25 リスク×4層ディフェンス)
- Exit シナリオ逆算表(IPO/MBO/Trade Sale 別 IRR ツリー)
2.計画書とリターンの相関――最新データ3本勝負
指標 | “計画書の出来”上位1/3(n=13) | 下位1/3(n=13) | 差分 |
---|---|---|---|
DD コスト/投資額 | 1.9% | 1.1% | +0.8pt |
100 日プラン達成率 | 92% | 61% | +31pt |
Exit マルチプル | 8.1× EBITDA | 5.6× EBITDA | +2.5× |
国内 PE 38 件(2020-24 年 Exit)をリサーチ会社が追跡した非公開データを簡略化。DD コストを“ケチらず”計画書を作り込んだ案件ほど、PMI の初速と最終マルチプルが伸びています。
3.全体工程図:9フェーズ×32 マイルストーン
Phase | キーミッション | 主要ツール | 目安期限* |
---|---|---|---|
0 | 投資仮説メモを600字で作成 | One-Pager テンプレ | T–90 日 |
1 | 業界&PEST 分析 | Porter’s 5 Forces | T–80 日 |
2 | ターゲット企業クイック診断 | Quick-DD Checklist | T–70 日 |
3 | 3表連動財務モデルを構築 | Excel+Power Query | T–50 日 |
4 | レバ・為替感応度テーブル | DataTable+GoalSeek | T–45 日 |
5 | 資本政策&契約条項設計 | LBO Solver β | T–30 日 |
6 | リスクマトリクス&緩和策 | 4-Layer Matrix | T–20 日 |
7 | KPI & PMI 100 日ロードマップ | Gantt+OKR Sheet | T–10 日 |
8 | Exit 逆算シナリオを確定 | Scenario Tree | T–5 日 |
*T=最終投資委員会(またはクロージング)予定日
4.パート別テンプレ完全解剖
使い方ガイド
- 見出し直下に“目的”を一行で示す
- 直後に〈フォーマット例〉を箇条書きで提示
- 〆に「落とし穴&ワンポイント」――この3段構成で読み手の迷子を防ぎます。
4-1 エグゼクティブサマリー
目的: 役員・金融機関が「読む/読まない」を最初の30秒で決める“入口ページ”。
〈フォーマット例〉
- 投資仮説(60字)
例: 「後継者不在の地方ニッチメーカーをDX+販路拡張で EBITDA 1.6倍」 - ターゲット概要(100字)
所在地、事業ドメイン、売上・EBITDA、シェア順位 - スキーム概要(120字)
出資比率●%、LTV 55%、金利2.2%固定/デット7年弾力返済 - IRR/MOIC/DPI(数行表)
- KPI ハイライト(3指標)
在庫回転▲15日、eNPS+12pt、Scope-1排出▲10% - 主要リスク×ヘッジ(2×2マトリクス)
- Exit 想定(1行)
IPO or Trade Sale、EBITDA7倍 ×2029年
落とし穴&ワンポイント
- 数字を“独自フォーマット”で書かない。IRR=年率、MOIC=総倍率の業界標準を死守。
- 「KPI が抽象的」は即落第。“eNPS+12pt”のように数値目標を入れると説得力が段違いです。
4-2 業界ポジショニング:SWOT+5フォース+TAM/SAM/SOM
目的: “この会社が勝てる余地”をマクロ→ミクロの順で示す。
〈作業手順〉
- PEST 分析(政治・経済・社会・技術)を1枚チャート
- Porter’s 5フォースで収益ドライバーと脅威を可視化
- TAM/SAM/SOM(Total/Serviceable/Obtainable Market)を数値化
- SWOTで締め、右下の“Threat”をKPI とリスク緩和策へリンクさせる
落とし穴&ワンポイント
- TAM を「伸び率」だけで語らない。平均販売単価 × 潜在顧客数で“円換算”を添えると、金融機関が一気に納得します。
- 5フォースは“矢印の向き”で読む──買い手交渉力↑なら“販路リスク”と同義。必ず財務モデルの売価シナリオへ反映させましょう。
4-3 企業診断:4面評価シート
目的: バランスシートに出ない“人的資本・ESGギャップ”まで定量化。
面 | 代表指標 | 合格ライン | コメント欄例 |
---|---|---|---|
財務 | EBITDA マージン | 10%超 | “原材料高騰影響で直近▲1.2pt” |
人材(eNPS) | 推奨度差分 | +10pt以上 | “ミドル層の離職懸念” |
ガバナンス | 独立社外取締役比率 | 1/3 以上 | “取締役会5名中2名” |
ESG | Scope-1排出量 | 業界中央値以下 | “削減プラン要設定” |
落とし穴&ワンポイント
- 人材と ESG は「把握している」だけでは NG。改善KPI とコスト見積を財務モデルとひも付けて初めて評価対象になります。
4-4 3ステートメント財務モデル
目的: PL・BS・CF を連動させ、レバレッジ/為替感応度をワンクリックで確認。
設計Tips
- ドライバーセルは緑塗り(売価、数量、原価率、為替…)。
- DataTableでEBITDA±10% × LTV 50–70%を自動計算。
- Goal Seekで「IRR15%達成に必要な EBITDA 改善幅」を逆算。
- Sens Sheetに“為替±10%”“金利+100bp”をプリセット。
落とし穴&ワンポイント
- CF 計算書を「間接法」でしか組まない初心者が多いですが、LBO では“元本返済スケジュール”と CF を直結するため、直接法セクションを必ず一段設けましょう。
4-5 資本政策:LTV60%/DSCR1.5×/WACC 算出
目的: “攻めと守り”のバランスを数字で説明し、資金調達コストを最適化。
- LTV(Debt/EV):60%を上限に→超過分はメザニンにシフト。
- DSCR(営業CF/元利金):Stress Case でも1.5×キープ。
- WACC:
We×ReW_e × ReWe×Re + (1–τ)×Wd×Rd(1–τ) × W_d × Rd(1–τ)×Wd×Rd
Re=CAPM、Rd=スプレッド見積、τ=実効税率 - ヘッジコスト(為替・金利 Swap)を WACC へ上乗せし、IRR と比較。
落とし穴&ワンポイント
- LBO で WACC を語らないのは禁物。Debt と Equity の“色分け”が飛ぶと、Exit マルチプル議論が空中戦になります。
4-6 契約条項&保険:COC/MAC/W&I のドラフト雛形
目的: 「想定外」の発生時に“契約書そのもの”が保険になるよう設計しておく。
A.COC(チェンジ・オブ・コントロール)条項
本契約当事者の支配権が第三者に移転する場合、事前に書面で承諾を得ない限り、受領当事者は本契約を解除する権利を有する。
└─ 例外:出資比率10%未満の希薄化は支配権移転に該当しない。
チェックポイント
- 主要売上の80%を占める契約は “承諾取得済み” を DD 報告書で明示。
- クラウドサービス利用契約の COC は API 連携を止めるリスクがあるため、解除猶予期日(30 日など)を明文化。
B.MAC(重大な悪影響)条項
自然災害、規制変更、戦争行為その他予見不能な要因により、対象会社の連結売上が前年同期比25%超減少した場合、買主はクロージングを撤回できる。
落とし穴
- “25%”の基準を EBITDA・営業CF・売上のどれで測るか曖昧だと紛争に発展。
- 解除通知の期限(発生日から10営業日以内等)を必ずセット。
C.W&I(表明保証)保険
- 免責額(デダクティブル):企業価値の 0.5〜1.0%
- 保険期間:Tax 表明=7年、その他表明=3年が目安
- カバー率:保険限度額の 20〜30% → 2025 年は競争激化で「35%」プランも出現
導入フロー
- ブローカーに “No Names Sheet” を提出 → 仮見積り3社取得。
- キャリアを1社選択後、Underwriting Call(2h)で詳細開示。
- DD 報告書を共有し、カバー範囲を確定。クローズ3営業日前に発効。
4-7 リスクマトリクス:25 リスク×4層ディフェンス早見表
目的: 財務・人材・契約・マクロの“異種格闘技”リスクを一枚図に。
カテゴリ | リスク例 | 層① DD | 層② 契約 | 層③ PMI | 層④ 資本 |
---|---|---|---|---|---|
財務 | 簿外債務 | 資金繰り表検証 | W&I 保険 | 日次 CF モニタ | LTV 緩衝 |
人材 | キーパーソン退職 | HR DD(eNPS) | リテンション契約 | Earn-in/STI 設計 | DSCR 想定 |
契約 | COC 条項 | リーガル DD | 事前承諾取得 | 契約更新 KPI | Helicopter Debt |
マクロ | 金利5%上昇 | Sens Table | MAC 条項 | 金利 Swap | 固定比率50% |
規制 | 外為法審査 | 弁護士意見書 | クロージングCP | 四半期レビュー | 海外 SPV 資本厚み |
使い方:赤セルが2連以上なら“投資委員会再提出”。黄色セルには改善期日を記入し、PMI チームと共有して消し込んでいきます。
4-8 KPI ダッシュボード:週次・月次・四半期の粒度サンプル
目的: 「見えない悪化」をゼロにし、PMI 100 日プランを確実に走らせる。
粒度 | KPI 例 | 目標値 | 備考 |
---|---|---|---|
週次 | 在庫回転日数 | 45→35 日 | PowerBI 自動更新 |
〃 | 新規受注件数 | +8% WoW | 営業 Slack Bot |
月次 | EBITDA マージン | +1.2pt MoM | CFO レビュー |
〃 | eNPS | +3pt | HR ディープダイブ |
四半期 | Scope-1 排出量 | ▲5% YoY | ESG レポート |
ダッシュボード設計のコツ
- “数字のオーナー”を列に追加(営業部長、製造部長など)。
- 赤黄緑の閾値を “目標±5%” で自動色分け。
- eNPS などサーベイ系は回答率80%未満なら“未達”扱いにする。
4-9 Exit 逆算表:最終 IRR を“後ろから”決める
目的: 入口(買収価格)と出口(売却・IPO)を一続きの数直線で可視化する。
シナリオ | Exit 年 | EBITDA 目標 | マルチプル | 株式価値 | IRR |
---|---|---|---|---|---|
Base | 2029 | 8.0 億円 | 8.0× | 64 億円 | 19.6% |
Bull | 2028 | 9.2 億円 | 9.5× | 87 億円 | 26.4% |
Bear | 2030 | 6.5 億円 | 7.0× | 45 億円 | 11.1% |
Goal Seek テク
- セルに IRR = 15% を入力 → Goal Seek で EBITDA を逆算すると、“どこまで改善すれば良いか”が明文化され、PMI チームが動きやすい。
ワンポイント
- IRR 目標と KPI 目標をリンクさせることで、現場が“数字の意味”を実感しやすくなります。
5.ミニワーク|5分で作る「投資仮説メモ」

- Pain:「設備老朽化で原価率が業界平均+4pt」
- Gain:「IoT 導入で3年以内に原価率▲3pt」
- Scheme:「LBO(Debt 55%・固定3.0%)」
- Evidence:「競合2社はDX後に EBITDA 1.5倍」
- Timeline:「2025Q4 DD→2026Q1 クロージング→2029 Exit」
6.ケーススタディ──計画書の出来が運命を分けた2社
6-1 IRR25%超:岐阜ストロー工業――“3レイヤーKPI”が威力を発揮
計画書の要所
- KPI 階層化:週次=在庫回転、月次=EBITDA マージン、四半期=eNPS
- Exit 逆算表を初期段階で共有し、*“2028 年 EBITDA8倍売却”*を全社共通目標に設定。
成果の連鎖
100 日目 | 1 年目 | 3 年目(Exit) |
---|---|---|
在庫▲15 日 | EBITDA+1.7pt | IRR 25.4% |
学び:「KPI に“オーナー名”を入れる」──ただそれだけで、数字が“自分事化”される。
6-2 IRR▲12%:EC プラットフォーム B 社――COC 条項を見落とした一行の罠
計画書の欠陥
- リーガル DD シートに主要顧客契約の COC 項目が空欄
- PMI ガントチャートに“顧客同意取得”が存在せず、初期フェーズで誰も追わなかった。
損失の連鎖
クロージング翌日 | 6 か月後 | 12 か月後 |
---|---|---|
売上▲46% | エンジニア離脱21% | EBITDA▲35% → 追加投資40 億円 |
学び:「契約台帳×売上構成比」をクロスさせて初めて“本当の主要顧客”が浮かぶ。
7.よくある落とし穴8選と“そのまま使える”回避フレーズ
# | 典型的ミス | 回避フレーズ(計画書にコピペ推奨) |
---|---|---|
1 | 主要顧客依存度の記載なし | 「上位1社依存度は38%、COC 条項は事前承諾済み」 |
2 | 為替リスク未言及 | 「USD/JPY±15%で IRR -2.1pt、100% Swap でヘッジ」 |
3 | eNPS を KPI に入れない | 「eNPS +10pt を四半期 KPI に設定、HR PMO が週次追跡」 |
4 | 未払残業リスクを軽視 | 「DD で労務デューデリ実施/W&I でカバー上限20%」 |
5 | 変動金利比率が高い | 「変動負債比率50%→30%へ固定化、Cap 料0.4%上乗せ」 |
6 | MAC 条項が曖昧 | 「売上25%超、または EBITDA30%超下落で解除可」 |
7 | Exit 年が“頃合い”表現 | 「2029 年3月期までに EBITDA8倍×売却実行」 |
8 | DNS(株主間合意)未整備 | 「Drag-along 66%、Tag-along 10%超株主に付与」 |
8.個人投資家向け “ライト計画書” 3パターン
スキーム | 必須ページ | 追加推奨 | 所要時間 |
---|---|---|---|
小口 PE ファンド | ①投資仮説 ②IRR/DPI 表 | ③リスクマトリクス簡易版 | 2〜3 時間 |
未上場株セカンダリー | ①企業診断サマリ ②Exit 逆算表 | ③ヘッジ方針メモ | 1 日 |
スモール M&A | ①財務モデル簡易 ②資本政策 | ③PMI 100 日 To-Do | 3〜5 日 |
コツ:“作り込み”より“更新頻度”。月1ペースで IRR と KPI を差し替えれば、計画書は生きたナビになる。
9.Q&A ── 読者の疑問トップ6
Q | よくある質問 | 端的な答え |
---|---|---|
1 | DD 費はケチれない? | 投資額の 2%以内なら“保険料”と割り切るべき |
2 | 事業計画に AI を盛り込む必要? | DX 投資で EBITDA+3pt 見込めるなら“必須” |
3 | 地方企業の人材流出対策? | Earn-in+地元通貨インセンティブの二段構え |
4 | 為替ヘッジコストが高い… | IRR▲2pt以内なら「必要経費」として折り込む |
5 | W&I 保険って中小でも入る? | 企業価値3〜5億円でもグループ保険で適用可 |
6 | Exit 市況が悪化したら? | ロールアップ or 業界 Trade Sale の複線を用意 |
10.まとめ|計画書は“複利を守る防波堤”──14項目セルフチェック

- 数字:PL・BS・CF の3表を連動し、感応度をワンクリックで確認。
- 人:eNPS を財務指標と同格の KPI に。
- 契約:COC/MAC/W&I を「条文+ヘッジ金額」で明示。
- 税務:LTV60%・DSCR1.5×・CFC 対応を織り込む。
結論:計画書は“書類仕事”ではなくリスクを数字に閉じ込める装置。
更新し続ける人こそが、年率 IRR20%超の“再現性”を手に入れます。
事業投資で狙うIRR20%超を再現する鍵は、A4数枚の計画書に数字・人材・契約・税務を同時に載せ“危険を可視化”することです。まず600字の投資仮説で目的と出口を明示し、PL・BS・CFを連動させた財務モデルでEBITDA±10%・為替±15%の感応度を検証。eNPSや在庫回転など3レイヤーKPIを週次で追い、COC・MAC・W&I条項で“想定外”を封じ込めます。さらにLTV60%・DSCR1.5倍を死守し、Exit逆算表で最終IRRを“後ろから”決めれば失敗確率は半減。計画書は複利を守る防波堤――書いた瞬間で終わらず、毎月アップデートし続ける姿勢こそ成功への最短ルートです。

ファイナンス専門ライター / FP
資産運用、節税、保険、財産分与など、お金に関する幅広いテーマを扱うファイナンス専門ライター。
金融機関での勤務経験を活かし、個人投資家や経営者向けに分かりやすく実践的な情報を発信。特に、税制改正や金融商品の最新トレンドを的確に捉え、読者の資産形成に貢献することを得意とする。